YouTubeをやってみて:Mefit編【PART.2】
みなさんこんにちは! 前号の【PART.1】では、パーソナルジムMefitのYouTubeを任せていただくきっかけや、どんな目的・アプローチで動画を発信しているかについてお話ししました。 今回は、始動してから約4ヶ月経過してどんな結果を得て、どんな施策をしてきたかなどについてお伝えしていきたいと思います。
どんな変化があった?
チャンネル登録者数は100人増加し、メイン登録者層は20代〜40代男性が占めるようになりました。
動画に対するコメントの内容は、始めた当初に比べてよりトレーニングのやり方やボディメイクに踏み込んだものへとシフトしていきました。
日本の筋トレ人口で一番多い層(年代・性別)は20代男性、次いで30代男性→40代男性となっているため、実際に筋トレをしている視聴者を拾えている可能性は高く、コメントの内容からもガチ勢へのアプローチは上々の結果を得たのではないかと判断しました。(もちろんまだまだやれることはあります)
人気のトレーニング部位
動画の再生数が多くなる人気のトレーニング部位があることが分かりました。下半身のトレーニング動画よりも、上半身のトレーニング動画の再生数の方が圧倒的に多くなる傾向が見られ、「腕」のトレーニング動画が一番多く、次いで「胸」「肩」「背中」も人気の部位でした。視聴者の興味が多い部位とそうでない部位が存在することは今後の制作に活かせそうです。
また再生数1000回程度またはそれ以上の動画をいくつかリリースできるようになりました。このような登録者数に比べてかなり再生数が多い状態はいわゆる「伸びているチャンネル」の指針の一つと言われているので、施策に一定の成果を感じました。
動画公開後の調整・改修
インプレッション(動画サムネイルが視聴者のYouTubeホーム画面または、サイドバーの関連動画欄に表示される数)が多くないとそもそも観てもらえるチャンス自体が減ってしまいます。インプレッションのアルゴリズムはブラックボックスではあるものの、タイトルの付け方が重要と言われているため、毎回タイトルには注意を払っていました。動画に関連する検索ボリュームが多いワードをタイトルに入れ、且つパッと見で分かりやすいようにする必要があったため、動画の撮影・編集とはまた違った難しさがあります。
あまりにも反応が良くない場合は、動画公開後にタイトルを何度か変更して調整しているのですが、公開から時間過ぎれば過ぎるほどYouTube側から推されなくなっていくので調整した成果が分かりにくくなることが分かりました。
公開時いかに良いタイトルをつけるかが一番大切で、ざっくりの体感ですが公開後48時間以内が調整のタイムリミットのように感じました。
これはタイトルだけではなく、サムネイルも同様です。
公開後サムネイルをどのように調整・改修したのか、実際にクリック率が増加した具体例を少しだけピックアップしてご紹介します。
動画を公開するタイミング
動画を公開するタイミングについて、「この曜日のこの時間帯に公開すると再生数が多くなる」というような情報は調べると出てくるのですが、実際に色んな曜日・時間帯に公開してみた結果、特に偏りは見られませんでした。
おそらく、そういった情報は調べると容易に得られるため、それに則ってそのタイミングに公開する競合が増えてしまい、結局埋もれてしまう可能性が上がるためかと思われます。
チャンネル登録者数が多くて、ある程度有名なチャンネルの場合だとまた話は変わってくると思いますが、我々のような始めたばかりのチャンネルにとっては、試行錯誤を繰り返してベストなタイミングを見つけていくしかなさそうでした。
失敗して得た学び
一度、タイトルで失敗したことがありました。
動画タイトルの中に「エクスタシー」というワードを入れて公開したことがありました。もちろんきちんと理由をもってそのワードをタイトルに入れて公開したのですが、明らかに様子がおかしい…。
いつまでたっても全くインプレッションが増えず、同時に再生数も全く伸びませんでした。
まさかなとは思いつつも色々と調べてみた結果、どうやらYouTubeポリシーの中にある「性的なコンテンツに関するポリシー」に引っかかった可能性が出てきました。
前述のとおり、動画は公開時が大切なので後からタイトルを変更しても、大きく変わることはなく今でも再生数は低いままとなっています。
「エクスタシー」ってダメなんだ…ということを学び、次の動画公開からYouTubeポリシーに触れそうなワードを避けるようにしてからは、問題なくインプレッションは伸びるようになりました。
次の段階へ
YouTubeを始動してから約4ヶ月が経ち、「ボディメイクガチ勢に興味を持ってもらう」という当初の目的に対して一定の成果を得ることができ、色々な知見も貯まったところで、ちょうどMefit代表の永原さんの大会挑戦密着にも一区切りがついたため、これからは次の段階の施策へと進めることにしました。
動画の内容・構成を変え、合わせてデザイン・テイストも変更して、色々と試してみることになりました。
次号のブログでは、変更してみてどんな反応・結果を得たかなどについてお伝えできたらと思っています。
おまけ【サムネイル制作の裏側】
動画サムネイルは基本的に「筆者が数パターン制作」→「永原さん&原の確認」→「選定したもので公開」という流れで進めています。
一度だけ、原から手描きのラフにてリクエストをもらってサムネイルを制作したことがありました。
結果的に面白いものが出来上がり、クリック率も上々、自分だけでは作れなかったので良い学びになりました!