Web制作の工程は?フェーズごとに徹底解説!

Web制作の工程は?フェーズごとに徹底解説!

ITの導入が進んでいる現在、Webサイトを持っている企業は、珍しくない世の中になりました。

  • テレビCM
  • チラシ
  • 雑誌・新聞

    以前は、こういった媒体が宣伝の中心でしたが、現在では、Webサイトが重要な広告ツールになっています。

    Webサイトの制作依頼をする際、以下のような疑問を持ってる人も多いと思います。
  • どういう工程で制作しているのか
  • どのくらいの期間で、納品してくれるのか
  • 発注者がやらなければいけないことはあるのか

    今回は上記のような人向けに、Web制作の工程から、依頼する際に発注者が知っておくべきことを解説します。

そもそもWeb制作とは

Web制作とは、主に以下のような制作内容のことをいいます。

  • 新規のWebサイト制作
  • Webサイトのリニューアル・コンテンツの追加
  • インターネット上のサービス・アプリの制作

    企業によって、提供しているサービスが違うので、どのような目的かによって、依頼先を探しましょう。

    Web制作は、ひとりで行うこともあれば、専門分野を持った複数人で行うこともあります。

    複数人でWeb制作を行う場合、主に4つの職種の人が携わってきます。

Webディレクター

Webサイトを制作するにあたり、全体を統括する責任者。

プロジェクトの内容によっては、クライアントとのやりとりや、全体のスケジュール管理もします。

Webデザイナー

クライアントから依頼された内容をもとに、Webサイトのデザインを設計をします。

フロントエンドエンジニア

Webサイトのユーザーが触れる部分、フロント(正面・前面)を担当するエンジニアです。

Webデザイナーが設計したデザインを、プログラミング言語を記述して、Webブラウザ上に表示できるようにコーディングしていきます。

バックエンドエンジニア

Webサイトのバック(裏側)を担当するエンジニアです。

システムやデータベースといった、ユーザーの目には見えない部分の処理を担当します。

企業によっては、システム開発だけでなく、運営や管理までも行っていく場合もあります。

Webサイトを制作するには、さまざまな専門分野の知識が必要となってきます。

Web制作の工程

Web制作を依頼するにあたり、制作工程や作業内容がイメージしづらい人も多いと思います。

Web制作の工程は、以下の3つに分かれています。

  • お問い合わせ・発注
  • 制作
  • 公開・運用

    新しくWebサイトを立ち上げることを想定して、フェーズごとに解説します。

①問い合わせ・発注

このフェーズは、Webサイト制作が決まってから、発注するまでの期間のことをいいます。

主に、以下の流れで行います。

  • お問い合わせ
  • ヒアリング
  • 見積もり・提案

お問い合わせ

制作業者が決まったら、Webサイトのお問い合わせフォームや、電話から問合せします。

作業内容や見積もりの比較をするためにも、3社ほどに問合せしましょう。

問い合わせする前に、目的を明確化します。

  • なぜ、Webサイトが必要なのか
  • どんなサイトにしたいか
  • 予算・スケジュールはどのくらいか

    目的を明確化しておくことにより、費用や制作工程・提案内容に大きな差がでてきます。

    サイト制作の工程のなかでも重要な部分になってくるので、時間をかけてもしっかり行いましょう。

ヒアリング

お問い合わせ後に日程を決め、制作業者とヒアリングします。

実際に会ってヒアリングする場合もあれば、ビデオチャットなどオンライン上で行われることもあります。

ヒアリングでは、

  • Webサイトを作る目的
  • 掲載したい内容
  • 必要な機能
  • 予算
  • 納期

    こういった、Webサイトを制作する上で必要な情報を話します。

    お問い合わせ前に、上記のことを明確化しておくと、スムーズに情報共有でき、より希望サイトの実現に近づきます。

見積もり・提案

ヒアリングの内容をもとに、見積もり・提案が提示されます。

複数の業者に見積もり・提案を出してもらっている場合は、どの業者が理想のWebサイトを制作してくれそうか比較しましょう。

気を付けなければならなのが、費用だけで判断しないことです。

費用だけで判断した場合、クオリティが下がり、思っていたのと違うサイトが出来上がったということになりかねません。

  • ヒアリングで話した内容が反映されているか
  • 作業・工程内容に問題はないか
  • 安心して任せられそうか

    こういった部分も確認し、納得の上で発注しましょう。

②制作

発注する制作業者が決まったら、制作に入ります。

この工程は、制作からWebサイトの公開前の期間をいいます。

制作は、主に以下の流れで行います。

  • 画像・テキストの用意
  • サイト設計
  • サイトのデザイン
  • プログラム開発

画像・テキストの用意

主に、画像・テキストは自社で用意します。

  • 会社ロゴ・写真
  • 会社・商品の説明文

    自社で準備することが難しい場合は、制作業者が代行してくれることもありますが、ほとんどの場合、追加料金がかかるので注意しましょう。

    また、画像・テキストを用意する際、気をつけなければならないことがあります。
  • 著作権フリーでない画像を使用
  • 他サイトの文章をコピペ
  • 嘘の情報

    上記のようなことを行うと、炎上するリスクが上がるので、気をつけて準備しましょう。

サイト設計

画像・テキストが用意できたら、サイト設計をします。

サイト全体の構成や、各ページにどのような情報を入れるかという要件を定めていきます。

サイトの元となる部分なので、後で変更部分が出てくると、大きなロスになりかねません。

  1. ヒアリングの内容が反映されているか
  2. 必要な情報は抜けていないか
  3. 要望した機能は入っているか

    しっかりチェックしていきましょう。

サイトのデザイン

サイト設計に問題がなければ、Webデザイナーがサイトのデザイン制作を行います。

サイト設計との違いは、画像・テキストなどを入れて、Webサイトの見た目のデザイン案が出来上がることです。

何度か修正を繰り返して、実際のWebページのデザイン案を決めていきます。

プログラム開発

デザイン案を見ると、Webサイトが完成しているように見えますが、まだ、1枚の絵の状態です。

実際にブラウザで表示するためには、コーディングという、「プログラミング言語を使ってコードを記述していく」作業が必要になります。

このコーディング作業をするのが、フロントエンドエンジニアです。

会員登録やメールなどのシステム構築が必要な工程をはさむ場合、バックエンドエンジニアが担当します。

③公開・運用

Webサイトの制作が終わったら、公開・運用のフェーズに入っていきます。

制作後は、以下の流れでWebサイトを育てていく作業が必要となります。

  • テスト・チェック
  • 定期的な更新・運用
  • アクセス解析・分析

テスト・チェック

Webサイトを公開するには、URL(ドメイン)とサーバーが必ず必要です。

  • ドメイン → インターネット内の住所のようなもの
  • サーバー → インターネット内の土地のようなもの

    ドメインとサーバーを取得する際に、どの会社を選べばいいか分からないときは、以下の主要な会社がおすすめです。

    また、制作業者に相談して、自社に合う会社を選んでもらってもいいでしょう。

サーバーを選ぶ時の注意として、無料サーバーは使用しないようにしましょう。

  • 低容量のサービスが多い
  • 広告が自動で表示される
  • 商用利用ができない可能性がある
  • サポートに対応してない

    運用がしにくいだけでなく、ユーザーの離脱にもつながるので、有料サーバーを使用しましょう。

    仮サーバーにファイルをアップロードしたら、制作業者とクライアント双方で、問題がないかチェックします。
  • 誤字・脱字はないか
  • 正しい情報が掲載されているか
  • パソコンやスマホなど、デバイス別でデザイン崩れしていないか
  • 機能は正常に動作するか

    問題なければ公開・納品となります。

定期的な更新・運用

Webサイトは作って終わりではありません。

定期的に情報を更新していくことで、成果に繋がっていきます。

運用でやることは、主に3つです。

  • 情報更新
  • お問い合わせ対応
  • アクセス解析・分析
情報更新

Webサイトを公開後、情報を更新する場合も出てくるでしょう。

  • お問い合わせ先の変更
  • サービスの追加
  • ブログ更新

古い情報のままだと、ユーザーから信頼が下がります。

常に、新しい情報を掲載するようにしましょう。

お問い合わせ対応

Webサイトから、お問い合わせがきた際、対応が必要です。

お問い合わせの内容はさまざまなので、対応時のマニュアルを決めておくと、スムーズに対応することができます。

アクセス解析・分析

Webサイトへのアクセスを上げるためには、訪問者の情報を知ることも大切です。

アクセス情報を解析する無料ツールで、Googleアナリティクスというものがあります。

  • サイトへの訪問経路
  • 訪問・離脱時に見ているページ
  • どのページが閲覧されているか
  • ユーザーの推定年齢・国
  • 閲覧デバイス

上記以外にも、さまざまな情報を見ることができるので、よりユーザーに適した、サイトに最適化していきます。

Webサイト制作といっても、これだけ多くの工程が必要となってきます。

想像していたよりも、工程が多く、発注者が関わる部分が多いと感じた人もいるのではないでしょうか。

大変と思われるかもしれませんが、関わる部分が多い分、サイトが完成したときの喜びも大きいです。

Web制作の依頼をするには?

Webサイトの制作業者を検索したら、数の多さに迷ってしまうこともあると思います。

Webサイトを制作する方法は、以下の3つです。

  • 個人へ依頼
  • 制作会社へ依頼
  • 自分で制作

個人へ依頼

「個人」とは、企業や団体に所属せず、仕事に応じて契約する人のことです。

近年、ワークスタイルの変化や、IT業界では年々インフラが整ってきてきたこともあり、Web制作をする個人は増加傾向です。

しかし、個人に依頼しようとしても、どういう方法で依頼すればいいか、分からない人も多いのではないでしょうか。

個人に依頼する方法は、主に以下の4つです。

  • ひとりで制作しているので、スムーズなコミュニケーションが可能
  • 制作会社の約半分の価格で制作
  • 納品までのスピードが速い

個人によっては、スキルに差がある場合もあるので、実績とスキルをしっかり確認し、依頼しましょう。

弊社「ニア・パートナー」もWebサイトの制作を行っています。

無料相談も行っておりますので、気軽にご相談ください。

制作会社へ依頼

制作会社の規模は、小〜大企業とさまざまです。

多すぎて選べない場合は、Web制作会社を紹介しているサイトを利用するといいでしょう。

  • 自社に合う企業を紹介してくれる
  • 企業ごとの特徴をサイトで紹介している

    制作会社に依頼するメリットは、主に以下の2つです。
  • クオリティーの安定性
  • 実績が豊富

    同じ依頼内容でも、制作会社によって、制作費に大きな差がでる場合があります。

    「人気そうだから」という理由で依頼するのではなく、目的に応じて選ぶといいでしょう。

自分で制作

制作業者に依頼せず、「Webサイト作成ツール」を使用し、自分で制作することも可能です。

主なツールとして、以下のようなものがあります。

  • 格安で制作できる
  • 自分の好きな時に更新・修正ができる

    などがあります。

    一見、メリットしかないように見えますが、
  • 素人感がでやすい
  • 制作・運用に時間がかかる

    こういったデメリットもあります。

    個人や制作会社に依頼することで、コストはかかりますが、質が高いWebサイトを作ることができます。

    Webサイトは訪問者がいなければ、せっかく制作しても価値がなくなってしまいます。

    依頼先にかかわらず、効果的なWebサイトを制作してくれるだけでなく、「マーケティング・集客活動」にも対応してくれる制作業者を選びましょう。

Web制作の工程を把握するメリット

Web制作の工程を把握していなくても、制作依頼はできます。

制作前のヒアリングで、内容の聞き取りはありますが、最初に多くの情報を伝えておくと、作業工程がスムーズに決定し、制作進行が早くなります。

逆に、お互いの情報共有が少ないと、想像と違うデザインが上がってきて、修正が増えるなど、思うように制作が進まないということになりかねません。

こういったことを回避するためにも、工程を把握しておくメリットを解説します。

依頼時に準備しておくべきものが分かる

Web制作の依頼時に、準備しておくべきものがあります。

  • Webサイトを作る目的
  • 予算
  • 納期

これらを明確化しておくことにより、制作業者からの作業工程・提案内容が変わってきます。

具体例をあげると、

  • 業種は違うが、こんな雰囲気のサイトにしたい
  • ターゲットは20代女性、アクセス数を増やして購入数を増やしたい
  • 納期は2ヶ月
  • 費用は○○円以下に抑えたい

    明確であればあるほど、作業工程の決定や、制作がスムーズに進み、自社に適したサイトができあがります。

    逆に準備ができていないと、サイトの方向性決定に時間がかかる可能性がでてきます。

適切な見積もりか判断できる

どの作業工程まで制作業者に代行してもらうかで、費用は大きく変わります。

  • 競合サイトの事前調査
  • テキスト・画像の用意
  • サーバー・ドメインの契約
  • サイト公開後の運用

これらの工程を全て代行してもらうと、費用は上がります。

しかし、自社で行うのが難しいようであれば、代行してもらったほうが安心です。

制作工程を把握していることによって、必要な作業・見積もりか判断することができます。

Web制作の工程では発注者の協力が絶対に必要

Web制作は最初から最後まで制作業者が全て行ってくれるわけではありません。

デザイン、プログラムなどの専門知識が必要な分野は、制作業者が考えるところですが、

  • サイトを作る目的
  • 自社の強み
  • 商品に関する資料
  • 発注者オリジナルの画像やテキスト

    こういった自社の方が詳しい部分の工程は、発注者の協力がなければ分かりません。

    この部分が曖昧だと、自社の強みを出すことができず、本来作りたかったサイトとズレが生じる可能性がでてきます。

    はじめから、全てを用意する必要はありませんが、制作工程を把握し、重要な部分だけでも用意しておくことによって、成果が出るサイトに近づけます。

Web制作なら「ニア」へ!

Web制作は工程を把握していることが、サイトの完成度に直結することがお分かりいただけたかと思います。

  • サイトを作る目的を明確にしておく
  • 費用・納期を決めておく
  • 画像・テキストなど、自社で準備するものを決めておく

    制作業者にすべておまかせではなく、お互いに協力していくことで、成果が出るサイトが完成する確率が上がります。

    「制作工程や準備しておくべきことは分かったが、制作依頼先が多すぎて選べない」

    「何を基準に依頼先を決めていいか分からない」

    こんなお悩みをもつ方は、弊社「ニア・パートナー」にお任せください。

    丁寧なヒアリングで、サイト制作の目的をしっかり把握し、WEB制作・WEB集客のご提案をいたします。