昔は大手企業のみがWebサイトを持っているような状態でした。
しかし、現在は中小企業から個人事業主までWebサイトを持つようになり、Webサイトを持つハードルがかなり低くなりました。
「売上アップやネット経由で集客をしたいから自社もwebサイトを持ちたい」
などの理由でWebサイトを作ろうと思い立ったのはいいものの、
「個人と製作会社があるけど、結局どっちに依頼するのがいいの?」
と頭を悩ます場面も多いのではないでしょうか。
この記事では、個人(フリーランス)に依頼した場合のメリットをご紹介します。
そもそもWebサイトとは

「ホームページ」「Webページ」「Webサイト」は、何が違うの?
と疑問を持たれている人も多いと思います。
まずはそういった疑問に答えてきます。
・Webページ
インターネット上で公開している文書のことを「Webページ」といいます。
あなたがインターネットを使って、パソコンやスマホで見ているこの記事もWebページの1つです。
- 会社概要が載っているページ
- 商品説明が説明されているページ
- お問い合わせのページ
こういったひとつのテーマを、ひとつのページにまとめたものをWebページといいます。
・Webサイト
上記のような複数のWebページをひとつにまとめたものがwebサイトです。
例えば企業サイトであれば、以下のようなテーマがページごとに分けられています。
- 会社概要
- サービスや商品の説明
- 最新情報
- 採用情報
- お問い合わせフォーム
そして、トップページからそれぞれのWebページにアクセスできるようになっています。
このように、ひとつひとつのWebページをひとつにまとめたもののことをWebサイトといいます。
・ホームページ
ホームページとは、ブラウザを起動した時に、最初に表示されるWebページなどの画面(ページ)のことをいいます。
しかし、時代の移り変わりとともに日本では、「ホームページ」を使う場面の多くは、「Webサイト」と同じく、ブラウザで表示されるWebページの集合体を指す言葉になりました。
現在では、「ホーム(Web)ページ」と「Webサイト」が指す意味はほとんどの場面で同じなので、どちらを使っても間違いではありません。
以上のことをまとめると、
- Webページはひとつのテーマを1つのページにまとめたもの
- Webサイトは複数のwebページを1つにまとめたもの
「ホーム(Web)ページ」と「Webサイト」が指す意味はほとんど同じなので、どちらを使っても間違いではないということになります。
Webサイト制作を事業とする人は増加傾向

働き方改革によるワークスタイルの変化や、IT業界では年々インフラが整ってきてきたこともあり、個人でも働きやすい環境が整ってきました。
そのこともあり、個人(フリーランス)も増加傾向です。
やりとりもオンラインで完結することが多く、依頼者と受注者が地域に縛られることもありません。
優秀な人材がフリーランスになれば、依頼者側としては、わざわざ制作会社に依頼する必要もなくなります。
また、製作会社に依頼するよりも低コストで済むので、依頼者側としてもメリットは大きいです。
個人(フリーランス)がWebサイト制作をする工程

個人(フリーランス)にWeb制作を依頼した場合、どういう工程で制作するかご紹介します。
1.打ち合わせ(ヒアリング)
2.お見積もり、ご契約
3.画像やテキストの準備
4.デザインを制作
5.コーディング
6.WordPressでシステム構築
7.動作確認・修正対応
8.納品・公開
1.打ち合わせ(ヒアリング)
Webサイトを制作していく上で必要な情報を共有します。
例えば、
- サイトを作る目的
- どんなサイトをつくりたいか
- 必要な機能やページ数
- 納期の希望
- 予算はどのくらいか
など、打ち合わせした内容をもとに制作を進めていきます。
2.お見積もり・ご契約
打ち合わせの内容をもとにお見積もりを出します。
このときにWebサイト公開までのスケジュールなども一緒にお伝えします。
お見積もり内容を確認し、双方納得したら契約になります。
3.画像など素材準備
Webサイトに使用する画像やテキストの準備をします。
主に、画像やテキストは依頼者側が用意することが一般的です。
自社で用意するのが難しい場合は、受注者側に用意してもらうことも可能ですが、その場合は追加料金がかかるケースが多いです。
また、画像やテキストを準備する際に気をつけるポイントがあります。
それは、「著作権に気をつける」ということです。
- ○素材フリーのサイトのものを使用
- ×ネットで検索して出てきた、誰が提供しているか不明なものを使用
素材フリーなどのサイトではない限り、著作権の侵害にあたるので気をつけましょう。
また、素材サイトには有料のものもあります。
よりクオリティーが高いものを使用したい場合は、有料サイトを利用することもおすすめです。
4.デザインを制作
素材とテキストが揃ったところで、デザインの制作に入ります。
主に、パソコン画面とスマホ画面の2パターンデザインを作ります。
Webサイトの顔になる部分なので、受注者と依頼者様、双方で細かくすり合わせていきます。
5.コーディング
画像とテキストが揃い、デザインが決まったら、コーディング に入っていきます。
コーディング とは「プログラミング言語を使ってコードを記述していくこと」です。
Webサイトは、決まったデザインをブラウザ上で表示するために、「HTML」や「CSS」といった言語で記述していく必要があります。
サイトを開いた時に、ふわっと表示される画像や、動くボタンなど動きが必要な部分もコーディングで実装していきます。
6.WordPressでシステム構築
記事の作成やお問い合わせ機能をつける場合は、WordPressというソフトウェアを使っていきます。
WordPressを用いることで、管理画面や自分で記事の作成をすることができます。
ちなみに、ランディングページ(広告をクリックした時に表示される縦に長いWebサイト)の場合は、この部分は必要ありません。
7.動作確認・修正対応
コーディング が完成したら、テスト環境で仮アップしていきます。
この時、受注者と依頼者様、双方で確認して改善すべき箇所があれば修正していきます。
8.納品・公開
テスト環境で動作確認と修正が完了したら、いよいよ本番サーバーに公開です。
自社のWebサイトのURLにアクセスして、パソコン、スマホ共に問題なく表示されているか確認します。
問題なく閲覧できるようであれば、納品完了です。
依頼者様も携わる過程が多い分、大変かもしれませんが、出来上がった時の感動は何者にも変えがたいです。
Webサイト制作を個人に依頼するメリット

Web制作における個人とは、会社や団体などに所属せず、仕事に応じて契約する個人事業主のことです。
特徴として、
- 主にひとりでヒアリングから納品まで行っている
- コミュニケーションがスムーズにできる
- 小規模な案件でも請け負ってくれる
などが挙げられます。
そういった、個人にWebサイト制作を依頼するメリットを3つご紹介します。
1.いち早くWebサイトが手に入る
Webサイトを持ちたいと思ったからには、納期が早いに越したことはありません。
個人に依頼した場合、それが可能です。
制作会社だと、会社規程や関わる人が多い分、どうしても時間が掛かってしまいます。
個人はひとりで行っているので、間接的なものがない分、よりスピーディーに対応することが可能です。
2.比較的金額が安い
Webサイトを依頼するときに、どのくらい費用がかかるのか気になると思います。
例えば、10ページほどのWebサイトの制作依頼をした場合、制作費は以下のようになります。
- 製作会社 30万〜80万
- 個人 10万〜30万
個人に依頼した方が制作会社に依頼するのと比べて、半額ほどの費用で収まるケースが多いです。
制作会社は人数やオフィスがある分、人件費や設備費などの経費が制作費にかかってきます。
一方、個人は自宅兼オフィスの場合が多く、比較的安い費用で請け負うことが可能です。
3.制作後もWeb集客が可能
Webサイトを作ったのはいいけど、思ったように運用できないというケースもあると思います。
個人の中には、Webマーケティングも兼任していることがあります。
Webマーケティングとはインターネット上で、
- PV(閲覧数)を増やす
- お問い合わせ件数を増やす
- ネットで検索した時に、上位表示される施策をする
など、Web上でマーケティングをおこなうことです。
また、自身はWebマーケティングを行なっていなくても、外注先にWebマーケターがいるケースもあります。
Webサイトを作って終わりではなく、その先の集客も担ってくれるので心強いです。
制作会社へWebサイト制作を依頼する場合

Web制作会社とは、「企業から依頼を受けてWebサイトを作る会社」です。
Webサイトを制作するという面でいうと、個人と同じですが、関わる人数が違います。
- 営業
- ディレクション
- デザイナー
- コーダー
など、それぞれ担当が分かれています。
上記のような、制作会社へ依頼した場合はどうでしょう。
個人に依頼した場合との違いを見ていきましょう。
1.製作期間が長い
制作会社は多くの人が携わりながらWeb制作をしています。
関わる人が多い分、ひとつひとつのフローに時間がかかってしまいます。
それ故に、納期までの期間が長くなってしまします。
納期に余裕があれば問題ありませんが、そうでない場合デメリットになるでしょう。
2.「制作して終わり」の場合も多い
Webサイトは作って終わりではありません。
運用して、売上アップなどの成果が出ることで価値が上がってきます。
なかには、その後の運用もサポートしてくれる会社もありますが、制作会社は「制作」をメインにおいているので、制作して終わりの場合もあります。
そういった場合は、自社でサイトを運用していく必要があります。
個人に依頼した方がWebサイト制作期間は短い

制作期間の違いで見ていくと、
- 制作会社 ▶︎ 制作に関わる人数が多いため、制作期間が長くなる。
- 個人 ▶︎ ひとりで行っているため、間接的なものがない分、よりスピーディーに対応できる。
それ以外にも、制作会社より個人に依頼した方が、制作期間が短くて済む理由があります。
その理由は以下の2つです。
1.制作会社はフルでクライアントを抱えている
制作会社の規模が大きくなればなるほど、関わる人も多くなり、多くの案件を同時に抱えています。
また、ひとつの案件だけ優先して制作することができません。
急に納期が早まってしまった場合、対応してもらうことが難しいです。
2.フリーランスは柔軟に対応できる
逆にフリーランスは、その時々によって臨機応変に対応することが可能です。
ひとりで行っているので、コミュニケーションもスムーズに行うことができます。
こういった、急な変更にも柔軟に対応してくれます。
Webサイト制作でお悩みであれば「ニア」へ!

実際のところ、「個人にWebサイトを依頼するのは不安」と感じる人も少なくはないでしょう。
しかし、個人に依頼するメリットは多いです。
- 納期が早い
- 費用が抑えられる
- Webサイトの運用もサポートしてくれる
- 柔軟に対応してくれる
弊社では「Webサイトを作って終わり」ではなく、その後の集客サポートもさせていただいています。
「とりあえず相談してみたい」でも構いません。
「サイトを作る目的」など詳細なヒアリングをさせていただき、Webサイト制作のお手伝いをいたします。
是非お気軽にご相談ください。